日本語についての独り言

日本語についての独り言

1 「て形」の 「て」 、助詞の 「に」 に由来する助詞

  1. 「見 」の

    これは文語では、見 たりたりてあり がつまったもの。

  2. 「駅 」の

    これは文語では「駅にて」。 にて がつまったもの。

  3. なり

    文語の なりにあり がつまったもの。

  4. な形容詞

    「異様な」は文語では「異様なる」。 なるにある がつまったもの。

  5. なら、ならば

    ならばにあらば がつまったもの。 ならならば がつ まったもの。

  6. たら、たらば

    たらばてあらば がつまったもの。 たらたらば がつ まったもの。

  7. 「雨が降っても」、「暑くても」、「雨でも」の「ても」、「でも」

    同じような機能をもっているものなのに、なぜ名詞につくときは「て」で なく、「で」なのか。

    答は、「て」は動詞と い形容詞 の場合、連用形の活用語尾にそのまま付 けられるが、名詞の場合は「雨にて」のように間に「に」がはさまる。 この「にて」がつまって「で」になる。

    なお、「簡単な」のような な形容詞(形容動詞) も、「簡単」という語 は名詞なので、「簡単でも」となる。

  8. 「だ」、「である」

    「である」は「にてある」がつまったもの。「だ」は「である」がつまっ たもの。

    だから、「だった」は「であった」がつまったもの。

Author: arima <arima@arima-Inspiron-530>

Date: 2014-02-08 16:38:28 JST

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